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帯広のスナック街
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地元である北海道帯広市に帰省していたので、市内中心部にある数々のスナック街を散策してみた。



ローカル都市の場合、駅を中心として商業施設やオフィス、銀行などが集まるエリアが形成される。帯広市もその例外ではなく、駅の北口には商店街、繁華街、南口には図書館やコミュニティホールなどの公共施設が建ち並んでおり、その中心部は「街」と呼ばれている。
近年の流れとして、消費の中心としての街の機能は郊外にある大型のショッピングモールに取って代わられ中心部は閑散としているが、それでも夏場にはメインストリートで歩行者天国が催されていたり、北の屋台が定着していたりと、中心部に人を呼び戻そうとする動きが随所に見られるのがこの街の特徴である。

その観光客・一般客へ向けた催しとは別に、何十年も前に出来上がった当初の姿を残したまま、今もなお営業を続けている「スナック街」も帯広には数多く残っている。
僕にとっては、このちょっといかがわしい香りのする何筋もの小道が、古き良き時代へのノスタルジーではなく逆に新鮮なものとして捉えることができた。

お店の大半は夕方からの営業であるが、ゆっくり各小路を記録しておきたかったので、あえて昼間にぶらついて写真に収めることにした。

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こちらは「八丁堀」。名称は東京や大阪などで聞き覚えのある繁華街の名前からとられている事が多い。ラーメン「頓珍館」は飲んだ後に食べるのにちょうどいいさっぱりした昔ながらの味。

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「新世界」は他の路に比べて居酒屋が多かった。

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1ブロック東に進むと「エイト街」「いなり小路」「金春街」の並びにあたる。

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「エイト街」。こちらは、つきあたりが「袋小路」になっている。

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「いなり小路」は近年大規模に改装され、空港やどこかのフードコートにありそうな昭和レトロのレストラン街の趣きに近い印象。しかし各店舗は昔のままの状態を保っているところが多い。「おでん大学」がおいしい。

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おそらく今日まで純粋な原型をそのままにとどめているのはこの「金春街」ではないだろうか。
僕は友人とこの路にある「スナックかおる」に行ってみた。おそるおそるその小さな扉を開けてみると、ママ・かおるさんは多少の驚きを見せつつも僕らを温かく迎えてくれた。1,000円のお通しでおつまみが3品、どれも工夫を凝らしたものだった。ビールや鏡月焼酎などのベーシックな飲み物もお手軽な値段で、常連のおじさん・おばさん方の人生における体験談ももれなく聴くことが出来る。そんなこんなしているうちにあっという間に夜は更けて行った。

自主的に探せば探すほど面白い場所や人に出会える、その探す過程が楽しめるも「街」の機能の一つだと思う。
by m-s-c | 2010-09-16 21:17 | Research
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